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【第1回】「FGO」エリザベート・バートリー最終再臨衣装の作り方

【第1回】「FGO」エリザベート・バートリー最終再臨衣装の作り方

2018.03.01
スタッフブログ

こんにちは!皆様コスプレ楽しんでいますか?(^^)

今回はアニカムコスプレ衣装制作第二弾!!

最近は寝ても覚めてもイベントに追われてFGO三昧のスタッフころが、FGOのキャラクター「エリザベート・バートリー」ことエリちゃんの最終再臨衣装の制作ブログを書かせて頂きます!

エリちゃんの衣装作ってみたいけど大変そう…

あのフリルどうなってるの!?ボリュームを出すにはどうしたら!?

などなど、、、作るにあたり悩みは尽きないと思います!

エリちゃんのコスプレをしたいけど、どうやって作ったらいいかわからない…という方の参考になれば!と思い、細かく書いていきます!

では、さっそく制作に入っていきましょう!

 

生地選び

 

まず自作レイヤーさんにとっても楽しい時間かな~と思うんですが生地選びですね!

私もキャラクターの画像を見ながらアレコレ生地を探したり考えたりするのが好きです(^^)

同じデザインでも生地が変わるだけでもかなり印象が変わりますよね!

そこが自作する楽しさでもあると思っておりますが…今回私はエリちゃんの衣装を作るにあたり本人もアイドルだと言っている通り(笑)アイドル衣装のように見栄えがよく華やかになるように作ろうと決めておりました!

特に最終再臨衣装を見た方は分かると思いますが、フリルがふんだんに使われていて可愛いですよね!ボリュームも凄まじいです。

設定資料集にもアイドル衣装を意識して~と書いておりましたので、アイドル衣装でもよく使われるサテンをメインに制作していこうと思います!

 

今回私が選んだ生地はこちらです!

 

 

〇シフォンジョーゼット

〇ドットチュールネット

〇バックサテンシャンタン

〇バックサテン

〇サテン

 

撮影ミスで入っていない生地などもあるのですが…そこはその都度説明していきますね..!

上記にかいた生地がメインに使う生地になります!

見たことある方や実際に使ったことがある方もいらっしゃると思います。

特に私がオススメしたい生地は「バックサテンシャンタン」という生地です!

ウェディングドレスなどにも使われたりする生地で、1か所でも取り入れる事によって高級感がでます。

名前の通り裏がサテンになり、表側が少し変わった生地の質感になっております!

 

アップでみるとこんな感じですね。

 

 

光沢なし側を表に使っていく生地になります。

必ずしもこちらが表!と決まっているわけではないと思いますし、

その生地の質感や雰囲気で裏表どちらを使うのかはその方の好みだと思いますのでどちらを使ってもOKかなと(^^)

 

私はバックサテンシャンタンの光沢はないけれど上品で高級感のある素材感が好きで

よくアイドル衣装に用いております!

 

1m/980円くらいと、少し高く感じるかもしれませんが、幅が広く使いやすいので気になった方はぜひ実物を見ていただきたいなと思います♪

日暮里ですとトマトさんフリカケさんにありますよ!

もちろん都内住じゃない方も、ネットで探してみると取り扱いしているお店はたくさんありますので参考になると幸いです。

 

さて、話は戻りますが…私はこのバックサテンシャンタンを使うと決めたのは生地が好きなのもありますがなによりエリちゃんのスカートの色に近い!と思ったのも決めたひとつです。

そしてトップス部分の薄ピンクのドット柄を再現するために、シフォンジョーゼットという生地にドット柄のチュールを重ねて使う事にしました。

 

コスプレイヤーの悩みあるあるだと思うんですが、キャラクターに忠実な柄っていうのがなかなか無いんですよねぇ….。

チェックだったり、市松柄だったり、ドット柄だったり….と。

今回はちょうどいい可愛い生地を見つけたのでスタンプなどで柄を作らず、生地を重ねて作っていこうと思います。

 

シフォンジョーゼットという生地はとても柔らかくふんわりとしていて丁度良い透け感があって可愛いです。

薄い分、縫いづらいのでしっかりピンでとめてあげて縫うのがコツです!

 

パターン製作

 

ではさくっとパターンにうつっていきましょう!

パターンってなに?という方や、知ってるよ!という方もいらっしゃると思いますが、一応簡単に説明していきますね!

パターンとは、縫製で使う型紙のことを言います!

パターン=型紙 ってことですね。

ころのブログでは頻繁にこの言葉が出てくると思いますので説明させて頂きました!

ころは自分の体形にあわせてパターンをひいていきますが、いきなりパターンを書く!というのは難しいとは思いますので、書店などに売っている型紙付きの本などで近いデザインのものを買って、自分で改造するのも手だと思います(^^♪

 

そんなわけでさくさく書いて作ったのがこちらです。

 

 

円っぽいものがたくさんありますね!?笑

こちらはスカートで使っていく部分になります。

エリちゃんのスカートは、裾広がりでうねっていますよね。

普通のギャザーをよせたフリルで作るとボリュームはでますが、うねりが出づらくやはり限界があります。

そういう時は円フリルといって、フリルの部分を円にしてあげる手法をとります!

円フリルの計算式についてですが、まず円フリルをつけたい土台位置の円周を求めます。

図解を作ってみましたので参考にしてみてください!

 

 

こんな感じです!

分かりやすいのかな……ううーん(笑)

図解は例として数字を入れております。

ボリュームがたくさん欲しければその分、円フリルの個数は増えますし、控えめでよければ数は少なくなります。

自分が求めるボリュームのイメージで作ってみてくださいね!

3~5つくらいが無難なのかなぁ?と、ころは思ったりします…!迷った際は参考にしてみてくださいね。

また、付けたい円周の数値に合わせて円の数を決めるのもありです!

うまく割り切れる数字だと作りやすいのかな、と個人的には思ったりもします。

端数があると細かくなってしまいますので、分かりやすいように作るのも混乱しなくていいかなと思います(^^

円フリル同士を剥ぎ合わせる縫い代分も考えて-1㎝などして繋ぎ合わせた時に、きちんと円周の数値になるように微調整を忘れずに!

 

 

 

こんな感じにスカートの土台になるパターンに、それぞれのスカートのつけ位置を決めて書いていきます。

2段目,3段目につけるスカートの幅によって、どのくらい見せたいか…など考えながら印付けしてます。

多少でしたら微調整はできますので、出来上がってからつけ位置を変えることも可能ですのであんまり難しく考えなくても大丈夫ですよ!

 

エリちゃんのスカートでは水色の部分と、濃いショッキングピンクの部分が円フリルで製作しています。

一番下のボーダーのフリルはギャザーだけで寄せています。

ボーダーやチェックなど、線のある柄物は円フリルで製作すると剥いだ部分がずれてしまったり、円なので直線に見えなくなる部分も出てきてしまいます!

なので、無地やドット柄などが向いているかなと思ったりします。

フレアの良い所は、ギャザーと違って縫い付け部分がボコボコになったりせず綺麗につけれるので縫いやすい点だと思いますので、是非チャレンジしてみてください!(^^♪

 

こんな感じでパターンを製作していきます~!!

 

結構長くなってしまったので、今回はこの辺で!